排気セントラル 換気 |
熱交換換気 | 備考 | ||||||
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顕熱 換気 |
全熱 換気 |
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夏期 | 温熱条件 |
|
32.4 60.2 18.5 |
同左 | 同左 | 対象地域:東京 顕熱換気効率 70% 全熱換気効率 60% 全熱顕熱効率 70% 全熱潜熱効率 55% 冬期の調湿は行わない |
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|
27 50 11.2 |
同左 | 同左 | |||||
機械換気量(m/h) | 100 | 同左 | 同左 | |||||
換気による 熱ロス |
顕熱量(kcal) 潜熱量(kcal) |
145 487 |
43 487 |
43 219 |
||||
全熱量(kcal) | 632 | 530 | 262 | |||||
侵入水分量(g/h) | 815 | 815 | 367 | |||||
冬期 | 温熱条件 |
|
-1.2 41.1 1.4 |
同左 | 同左 | |||
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22 50 8.5 |
同左 | 同左 | |||||
機械換気量(m/h) | 100 | 同左 | 同左 | |||||
換気による 熱ロス |
顕熱量(kcal) 潜熱量(kcal) |
721 - |
216 - |
216 - |
||||
全熱量(kcal) | 721 | 216 | 216 | |||||
排出水分量(g/h) | 920 | 920 | 414 |
(出典:松下精工・気調システム資料)
空気の熱容量
熱容量とは、物質に対する熱の蓄熱量のことです。 物質は比重が重ければ重いほど熱容量が大きくなり蓄熱量が大きくなります。 空気は、温度が高くなると膨張し水分を多く含むことが出来ます。 その水分に潜熱として熱が蓄積されるのです。
全室冷暖房
冷暖房計画の基本
住宅の性能を上げるために住宅は小さな冷暖房能力で住宅全体の冷暖房が可能となります。 住宅全体の冷暖房は各室の温度差によるヒートショックがなく、結露も防止でき快適で健康な住宅を実現します。
24時間全室冷暖房
冷房 | 暖房 | |
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居室 | 25〜28°C | 18〜22°C |
非居室 | 26〜30°C | 13〜20°C |
住宅の快適温熱環境は左表が適切と言われておりますが、 住宅の性能を上げるために住宅では壁面の温度が室内温度に近くなり輻射効果で室内温度を1〜2℃上げ(下げ)ても快適です。
住宅の種類 | 室温・湿度 | 平均輻射温度 | PMV |
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従来住宅 | 26°C 50% | 30°C | 0.2 |
27°C 50% | 31°C | 0.6 | |
28°C 50% | 32°C | 1.1 | |
住宅の性能を上げるために住宅 | 28°C 50% | 29°C | 0.4 |
29°C 50% | 30°C | 0.8 |
(出典:松下精工・気調システム資料)
気流v=0.5m/s
PMVとは、日本語では「予想平均申告」と言います。 ある温度環境の快適度を表す指標の一つです。
全室冷暖房をしないといけない訳。
全室冷暖房を行わないで室間温度差が大きくなると、 温度の高い方の部屋の空気が低い方の部屋に入り込んだ場合、 空気中の水蒸気が結露する可能性が高くなる為です。
全室冷暖房のポイント。
エアコン等によるアクティブな方法だけでなく、空気の流れ、日射取得(暖房)、 日射遮へい(冷房効率アップ)、蓄熱等、パッシブな方法をも取り入れることが大切です。 夏場、エアコンの除湿運転だけでの冷房も期待できます。 「エコサーマル21」の様な高性能住宅で有れば、住宅内を開放して使用することをお勧めします。