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快適な住宅づくりの基礎 -

室内汚染と換気の重要性。

一酸化炭素(CO)とヘモグロビンについて。

血液中のヘモグロビンは、体内に酸素を運ぶという重要な役割をします。 ヘモグロビンは、肺に吸入された空気中の酸素と結びついて酸素を運びますが、 一酸化炭素は酸素よりも約250倍もヘモグロビンと結び付く力があります。 一酸化炭素が恐ろしいのは、酸素が十分にあっても一酸化炭素が発生すると血液中のヘモグロビンが 一酸化炭素と先に結び付いてしまい、一酸化炭素中毒を引き起こしてしまうことです。

■一酸化炭素の濃度と中毒症状との関係
濃度% 接触時間並びに中毒症状
0.02 2〜3時間内に前頭部に軽度の頭痛
0.04 1〜2時間で前頭痛、はきけ、2.5〜3時間で後頭痛
0.08 45分で頭痛、めまい、はきけ、けいれん、2時間で失神
0.16 20分で頭痛、めまい、2時間で致死
0.32 5〜10分で頭痛、めまい、30分で致死
0.64 1〜2分で頭痛、めまい、10〜15分で致死
1.28 1〜3分で致死

(出典:空調の技術)

一酸化炭素の濃度と中毒症状

酸素欠乏症とは。

酸素欠乏症

空気中の酸素濃度が10%未満の空気を「酸素欠乏空気」といいます。 この酸欠空気を吸入したときも、一酸化炭素中毒と同じように窒息病状を示します。


二酸化炭素の問題点。

地球温暖化の元凶とされる二酸化炭素は、植物にとっては、光合成(炭酸同化作用)によって養分を作り出す為に必要なものです。 また光合成の過程で二酸化炭素を酸素に変える働きがあります。 森林の伐採が二酸化炭素増大の原因であるという事もこれによって理解できるでしょう。 二酸化炭素は、大気中には、400ppm含まれ、燃料中の炭素成分が完全燃焼したときに発生します。 ところで、人間の呼吸で発生する二酸化炭素は、約40000ppmで、大気の100倍の濃度の炭酸ガスを排出しているのです。 室内空気の汚染度は、この炭酸ガス濃度で知ることができ、濃度が10000ppmを超えると健康上悪影響を及ぼすとされ、 規制値は1000ppm 以下とされています。

■二酸化炭素の濃度と中毒症状との関係
濃度 濃度並びに中毒症状
10000ppm 不快感
20000ppm 呼吸増加
30000ppm 脈拍上昇・血圧上昇
40000ppm めまい・頭痛
50000ppm 動機・耳鳴り
60000ppm 呼吸困難
70000ppm 数分で死亡
100000ppm 死亡
二酸化炭素の濃度と中毒症状

全室冷房設備

一年中、24時間計画換気の考え方では、自然換気(漏気)を極力少なくするために、 冷房についても換気装置と連動した、熱交換気冷暖房設備が理想といえます。 しかしながら、湿度が低くてさわやかな外気候の時は、 窓を開けておきたいという要望もまた根強いものがあります。

「ソトダン&ウインドシステム」の開発思想の中に、自然との共存を掲げていますので、 自然エネルギーを有効に活用出来る場合には、それを活用して、 なるべく人工的なエネルギー消費を抑える工夫がされています。 そういった事から、省エネ性を考慮し標準的に、換気装置は排気セントラル方式(三種換気)を採用し、 冷房は、個別クーラーを採用しております。 ※施主のご希望があれば、ご希望に合わせた換気と空調のコンビネーション を計り快適室内空間をおつくりいたします。

「ソトダン&ウインドシステム」は、気密・断熱性能に優れていますから、 外気温が上昇してきたら窓を閉めてクーラーを稼働すると、すぐに涼しくなります。 窓を閉めたら換気装置の運転は絶対忘れないようにして下さい(換気装置のスイッチは切らないようにして下さい)。 日射を遮蔽する工夫をすれば、省エネで快適な夏を過ごしていただけます。

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