自立循環型住宅を目指して (有)浜口工務店
C省エネルギー設備技術
1.暖冷房設備計画⇒暖房・冷房 効果:20%~40%削減
高効率な暖冷房システム・機器を選定、設計します。
1エアコン暖冷房による個別方式
・エアコンの平均 COPにより判定
⇒20%削減(COP4.0以上)
⇒30%削減(COP5.0以上)
⇒40%削減(COP6.0以上)
2温水式床暖房+エアコン個別方式
・エアコンの平均 COPにより判定
⇒15%削減(床暖房+COP4.0以上)
⇒20%削減(床暖房+COP5.0以上)
⇒25%削減(床暖房+COP6.0以上)
浜口様邸の場合、1エアコン暖冷房による個別方式であり、
暖房の場合4.02⇒20%削減(COP4.0以上)
冷房の場合3.98⇒ 0%削減(COP4.0以下)
従って暖冷房設備計画においては、20%削減となる。
2.換気設備計画⇒換気 効果:30%~60%削減
要求性能に合った高効率な換気方式を選び、設計を工夫します。
1ダクト式換気の圧力損失低減の為のダクト径や配置の適正化
換気システム本体から、なるべくダクトの距離を短くし、
ダクトの径は90φを採用。
2高効率モーターやファンの導入
・DCモーターの採用
浜口様邸では、DCモーター仕様の換気システムと
DCエンジェル(J-BECK社製)を採用。
3室内と屋外の温度差を利用したハイブリット換気システムの採用
・室内、室外の温度差が大きい冬期に自然給排気により換気量を確保し、機械換気に頼らない方法。
浜口様邸では採用していません。
4換気方法の簡略化
・換気システムが第三種の場合給気にかかるエネルギーが不要となる。
⇒30%削減(1または4を採用)
⇒40%削減(1+2を採用した場合)
⇒60%削減(1+2+3+4を採用した場合)
第三種換気を採用。
従って換気設備計画においては、40%削減(1+2を採用した場合)となる。
3.給湯設備計画⇒給湯 効果:10%~50%削減
適切な熱源方式を選定し、高効率な給湯設備を導入します。
1高効率給湯器の導入
・潜熱改修型ガス給湯器、自然冷媒ヒートポンプ式電気給湯器の採用。
⇒10%削減(潜熱回収型ガス給湯器)
⇒20%削減(自然冷媒ヒートポンプ電気給湯器)
2節湯の為の給湯配管の短縮、浴槽保温、給湯量節約器具の使用など
浜口様邸では、ヒートポンプ式電気給湯器を採用。20%削減となる。
4.照明設備計画⇒照明 効果:30%~50%削減
適切な照明配置を行い、器具を選定します。
1消費電力が少なく長寿命な照明機器の採用
・潜熱改修型ガス給湯器、自然冷媒ヒートポンプ式電気給湯器の採用。
⇒78%削減(白熱電球⇒電球型蛍光ランプ)
⇒45%削減(環型蛍光ランプ⇒Hf二重環型蛍光ランプ)
2調光や点灯の制御システムの導入
・人感センサーや照度センサーを採用する。
3室の用途や行為に応じた一室一灯と多灯分散の照明方式の使い分け
一室一灯照明
- 72W環形蛍光ランプ
- 100W白熱電球
多灯分散照明
- 85W環形蛍光ランプ(調光可)
- 8W電球形蛍光ランプ
- 8W電球形蛍光ランプ×3
一室一灯照明を100とした場合 ⇒ 多灯分散照明は75~90になる。
浜口様邸は多灯分散照明を採用。
浜口様邸の場合、1+2+3を採用しているので50%削減となる。
5.高効率家電機器の導入⇒家電 効果:20%~40%削減
家電の買換時などに省電力化された家電機器を選択します。
・電力消費量の大きな家電に高効率な家電を導入(冷蔵庫・テレビ・温水暖房便座など)
⇒20%削減 (ブラウン管テレビ⇒液晶テレビ)
⇒40%削減 (ブラウン管テレビ⇒液晶テレビ・魔法瓶タイプの電気ポットに変更・瞬間湯沸しタイプの暖房便座に変更)
浜口邸の場合、家電はほとんど買い換えなので40%削減となる。