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快適な住宅づくりの基礎 -

自立循環型住宅を目指して (有)浜口工務店

B建物外皮の熱遮断技術

1.断熱外皮計画⇒暖房 効果:20〜55%削減
  断熱化をはかり、自然室温を維持して適時適温を実現します。

断熱外皮計画の目標レベル

目標レベル 省エネルギー効果
(暖房エネルギー削減率)
対応する省エネ基準
部分間欠暖房 全館連続暖房
レベル0 0 0 昭和55年(旧省エネ基準)相当
Q値5.2W/m2K以下
レベル1 20%程度 40%程度 平成4年(新省エネ基準)相当
Q値4.2W/m2K以下
レベル2 35%程度 50%程度 平成4年と平成11年基準の中間水準
Q値3.3W/m2K以下
レベル3 45%程度 60%程度 平成11年(次世代省エネ基準)相当
Q値2.7W/m2K以下
レベル4 55%程度 70%程度 平成11年基準を超える水準
Q値2.1W/m2K以下
外張り工法を採用

浜口様邸は、Q値が1.89W/m2・Kであり、レベル4相当に達しているので 55%の削減となる。

2.日射遮蔽手法⇒冷房 効果:15〜45%削減
  夏期や中間期に室内に進入する日射を遮り涼しく保ちます。

昼光を直接取り入れ、室内の明るさを確保できる開口部を設置(採光)

・日射進入率が0.30以下(北0.55以下)の場合
  ⇒45%削減(主開口面が南向き)
  ⇒35%削減(主開口面が南東・南西向き)
  ⇒35%削減(主開口面が東・西向き)

浜口様邸の場合、開口部に遮熱効果のガラスを選択、
ブラインド・庇などの設置
・ガラスにLow-Eを採用、緑のカーテン等を採用予定
 35%削減(主開口面が南東・南西向き)

小屋裏換気量増加や屋根の通気措置

日射反射率の高い屋根材の利用

屋根の通気措置による日射遮蔽(屋根断熱+棟換気)

・屋根断熱二重通気工法+高性能棟換気を採用 ⇒効果大

外装の日射遮蔽手法

日射反射率の高い外装材の仕様

浜口様邸の場合、外壁の通気措置に着目
・反射率の高いアイボリー色のサイディング+通気工法を採用
効果期待

照り返しの防止措置・庭木による日射遮蔽措置

浜口様邸の場合、床面などに照り返し防止施工し、庭木の日射遮蔽を利用
・南面開口部前に樹木、駐車場に竜のひげにて緑化を実地
効果大

自立循環型住宅 実践例1
  1. パッシブデザインハウス (株)オガサワラ
  2. 風のある春・夏・秋の日
  3. 冬の日
  4. 風のない梅雨・夏の日
自立循環型住宅 実践例2
  1. 自立循環型住宅を目指して (有)小松工務店
  2. 環境
  3. 日射収得・遮蔽イメージ
  4. 建物の性能
自立循環型住宅 実践例3
  1. 自立循環型住宅を目指して (有)浜口工務店
  2. 自立循環型住宅の三本柱
  3. A自然エネルギー活用技術
  4. B建物外皮の熱遮断技術
  5. C省エネルギー設備技術
  6. エネルギー削減率 結果
CASBEE 実践例1
  1. くつろぎの家・F邸 (株)松井建設
  2. CASBEE-戸建ての評価結果(自己評価)
CASBEE 実践例2
  1. グリーンヒルズ展示場 記念住宅(株)
  2. CASBEE-戸建ての評価結果
CASBEE 実践例3
  1. 木造ドミノ徳島展示場 (株)セイコーハウジング
  2. CASBEE-戸建ての評価結果
快適な住環境を作るために
  1. 高性能な住宅を造ったはずなのに?
  2. 熱の性質
  3. 緑のカーテンをつくろう
  4. 気流が体感温度に与える影響
  5. まとめ

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