「経営的に小規模な工務店にとって、生き残るために最も大切なことは、どうすれば勝てるかを学ぶ事ではないと思います。勝つために商品や工法に頼ったり、売るテクニックを教えてもらっても、決して魅力ある工務店に仕立ててくれる訳ではないのです。では魅力的な工務店になるにはどうしたら良いのか、家づくりが好きで、幅広い知識や情報と先端の技術を学ぼうとする強い意識が必要です」(南雄三先生談)。
そのためには志を同じくした仲間と一緒に学ぶ場所の提供が出来れば良いと考えました。場所の提供ぐらいなら私共でも出来、また一緒に我々も勉強できると考えました。
10数年前より、当地四国で度々セミナーを開いて頂いていました南雄三さんに、校長先生をお引き受け頂き、「工務店学校」四国と命名、早速第一期工務店学校を2003年4月に7回シリーズで開講した次第です。南先生は東京でもベストバランス研究会という純粋な勉強会を、全国の工務店さんや設計士を集めて主宰しておられ、それを母体に意欲的にオープンセミナーを開催し、日本の住宅のあるべき方向に挑戦し続けておられる新進気鋭の住宅評論家です。得意とする分野は環境と省エネで、今、注目の環境基準「CASBEE」すまい(戸建)の委員のお一人でもあります。
「工務店学校」は基本的にオープンセミナーの形をとっています。従ってどなたでもOKです。費用は其の時の参加料(3,000円〜4,000円程度)で賄います。時間は4時間程度で年に3回〜6回程度のシリーズで行われ、論脈のあるものにします。現在6回シリーズで開講中ですが、自立循環型住宅のガイドラインをもとにして勉強中です。途中からでも理解できる内容になっていますので、どしどしご参加ください。下は授業風景です。申し込みは「お問い合わせ」のページでメールしてください。